2012年 01月 04日
年越し in ウィーン 8
夜はいよいよウィーンフィルのジルベスター・コンサートです。
元旦のニューイヤー・コンサートが有名で世界中に衛星中継されますが、
実は大晦日の夜にも同じ内容のコンサートがあります。
ニューイヤーが昼間のコンサートなのに対して、
ジルベスター(大晦日)は夜なので
むしろジルベスターの方が観客の服装が華やかなんだそうです。
というわけで、夫はゴールドの蝶ネクタイ、
私はシルク素材で光沢のある森英恵のスリーピースという出で立ち。
日本だったら張り切りすぎと思われるような恰好かもしれませんが
実際に行ってみたら全然普通レベルでした。
前夜のコンツェルトハウスでの第九も皆さん「ちゃんとした」
服装で来られてましたが、この晩は更に上でした。
男性はブラックタイ(黒の蝶ネクタイ)で
正装している人もかなりいましたし、
ロングドレスの女性も多くいました。
会場も豪華絢爛でしたが、人々の服装もゴージャスで、
ダブルで豪華な、現実とは思えない夢のような世界でした。
私の前の席に座った女性。
アカデミー賞の授賞式みたい(笑)
先生たちが徹夜で飾り付けた紅白のお花。
本当に夢のような風景に夫と二人で大感激。
12年前は一人で来ましたが(しかも、後部の立見席 - とは言え、
立見席でもチケットが手に入っただけラッキーなのですが)
今回は一緒に感動を分かち合える人がいてよかった。
そして、コンサートが始まりました。
前から6列目の席だったので、指揮者のマリス・ヤンソンス氏の表情も
よく見えました。
ウィーンフィルのニューイヤーとジルベスターは年に2回だけの
特別なコンサートですが、新年のお祭りムードもあるので、
気合が入っているのと同時に、オーケストラの皆さんも
ニコニコしながら演奏していて楽しんでいるようでした。
最後の「美しき青きドナウ」と「ラデツキー行進曲」まで楽しくて
嬉しくて、あっという間の2時間半でした。
行く前は、会場でカメラ出すのは恥ずかしいかな?
と思っていましたが、ガイジンも皆パシャパシャ撮っていたので
なーんだ、と安心しました(笑)
私たちのツーショット写真も、
外国の人が撮ってあげましょうと言ってくれたものです。